SEOとは検索エンジンで検索されたときに上位表示されるように、ウェブサイトの内容を最適化することです。
エス・イー・オーと読みます。(セオじゃないです。)
SEOを行うことを「SEO対策」なんて呼んだりします。
検索されたときに上位に表示されたほうがいいよね?
でも、どうすればいいんだろう?
検索順位は様々な要因で決まります。ひとつひとつ解説します。
どうやったら、googleに表示されるの?
まず、検索されるための基本的な流れをご紹介します。
- クロール
あなたのページがどこからかリンクされていれば、リンクを辿って、ロボットと呼ばれるプログラムがやってきます。
クロールとはgoogleのロボットがあなたのページに来てくれて、内容を認識してくれることです。 - インデックス
クロールされると、あなたのwebページの情報がgoogleのデータベースに登録されます。
これをインデックスといいます。 - 検索結果に表示される
googleで検索したときに表示されるようになります。
という流れになるのですが、結構時間がかかります。
そもそもホームページを作っても、どこからもリンクされていなければ、googleのロボットもなかなか来てくれません。
インデックスをリクエストする
そこで、Googleにクロールしてくれるようにリクエストを送ってみましょう。
Google Search Consoleというウェブサイトから、googleにリクエストすることができます。
https://search.google.com/search-console/
- Google Search Consoleにログイン
- 左のメニューから、「URL検査」をクリック
- インデックスさせたいWebサイトのURLを入力
- 「インデックス登録をリクエスト」をクリック
こうしておけば、クローラーが早く来てくれるようになります。
あと、sitemap.xmlを作っておいておく。
検索されたいページの内部被リンクを作るのも重要。
じゃあ、これで検索されたらすぐに出てくる?
固有の情報とかなら出てくるかも?
でも、人気の検索キーワードの上位には出てきません。
ここまではgoogleに載せてもらうための手続きなんです。
SEOで上位表示されるために必要なモノって?
- 良いコンテンツであること(E-E-A-Tを考慮する)
- 被リンクの質
- マークアップ
- モバイルフレンドリー
- ページスピード
これはoffice Rokomizが考える上位表示されるために重要なモノであり、googleの公式の見解ではありません。
googleが検索順位を決定する要素は200以上あると言われており、それらの組み合わせによって、順位は決定されます。もちろんそのアルゴリズムは非公開であり、今もアップデートされ続けています。
googleが良いコンテンツであると認定してくれること
検索品質評価ガイドラインという資料があります。英語で書かれていて、150ページ以上もある文書なので、「皆さん読んで下さい」とはとても言えませんが、この中にgoogleが考える良いコンテンツとは何か?という答えが書いてあります。
General Guidelines (Google Search Quality Rating Guidelines)
この内容を精査し始めると。ものすごく長くなってしまうのですが、一言で書いてしまえば、「ユーザーに役に立つコンテンツが良いコンテンツである」という、至極まっとうなことが書いてあります。
それはE-E-A-T「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」に富んだものであることが重要だということです。
被リンク
被リンクとは、他のサイトからのリンクのことをさします。
より多くの人に支持される良いコンテンツであれば、他のサイトから多くのリンクが張られているものであるという考えから、被リンクも検索順位を決定づけるファクターとされています。重要度としては以前よりは下がっていると思われますが、未だ影響があることは間違いありません。
マークアップ
webページがきちんとした構造で作られているか?ということです。
タイトル・メタタグ・キーワード・alt・見出しなどが、目的に沿ってマークアップされているか。
大規模なサイトであれば、canonicalやalternateでURLを正規化すること。wwwのあるなしなど。
モバイルフレンドリー
モバイル機器(スマホやタブレット)でも見れるwebページであること。モバイル機器からのアクセスは増加しています。
モバイルに対応できているかどうかは、googleの用意してくれているモバイルフレンドリーテストによって、チェックすることができます。
モバイルフレンドリーテスト
ページスピード
これもgoogleがチェックツールを用意してくれています。
PageSpeed Insights
webページの読み込み時間が短ければ、上位表示されやすくなる要素になります。
SEOはやったほうがいい?
これだけ対策をやれば、上がるよね?
もちろんやったほうがいいけれど、、
SEOを実践したら、必ず検索順位が上がるわけではありません。
「Google が掲げる 10 の事実」という文書があります。
Google が掲げる 10 の事実
Google について|Google が掲げる 10 の事実 – About Google
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- 遅いより速いほうがいい。
- ウェブ上の民主主義は機能する。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を越える。
- スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- 「すばらしい」では足りない。
googleは常にユーザーのことを考えています。
ユーザーが使いやすいページが良いページであり、そういうページをユーザーに届けることがgoogleの使命であると考えています。
大切なことは、ページを作る人がユーザーのほうを向いているかということです。
そういうページであれば、googleは勝手に検索順位を上げてくれると思います。